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基本サービスの使い方と注意事項

メールシステムの利用

メールアドレスの発行

ファイルサーバはユーザのメールサーバになっています。利用手続きが終了してファイルサーバにログインアカウントが用意されると、各ユーザーに下記のようなメールアドレスが発行されます。

登録ユーザ名@scl.kyoto-u.ac.jp

通常のメールの送受信を上記のアドレスを使用して行うことができます。
また、通常、システム管理者からの障害報告メールや講習会案内メールも上記のメールアドレスへ送信されますが、 新規利用申請時に利用者のメールアドレスを記入された場合には、上記アドレスではなく指定されたアドレスにSCLからの連絡メールが送信されます。

アカウント利用取消後のメールアドレスの扱い

アカウントの利用取消をされた後、その後1年間は同一のアカウントが発行・利用されることはありません。 しかし、1年を過ぎた場合には全く別のユーザが同一アカウント、つまり同一のメールアドレスを使用する可能性があります。
そのため、利用取消をされた場合、ご自分のSCLのメールアドレス(xxx@scl.kyoto-u.ac.jp) をご存じの関係者の方々にメールアドレス変更周知をしていただくことをお勧めします。

メールの送受信の方法

2016年4月1日以降に利用登録をされた方

2016年4月1日よりスーパーコンピュータシステムでは高速かつ暗号化通信により学外ネットワークからでもご利用が可能なメール送受信サーバが導入されました。メールの利用には、お使いのメールソフトに下記の受信メールサーバ、送信メールサーバを設定して下さい。

受信メールサーバ(IMAPS):imaps.scl.kyoto-u.ac.jp
送信メールサーバ(SMTPS):smtps.scl.kyoto-u.ac.jp

送信または受信できるメールの容量には30MBの上限がありますので、30MBを越えるようなファイルを貼付したメールの送受信は控えてください。

MacおよびWindowsでの具体的な設定手順・内容については以下のリンクを参照ください。
MacのMailツールでの設定方法
WindowsのThunderbirdでの設定方法

2016年4月1日以前よりスーパーコンピュータシステムをご利用の方

2016年4月1日以前よりスーパーコンピュータシステムのユーザである方はこれまでどおり以下の古いサーバを設定する必要があります。

受信メールサーバ(POP):popper.scl.kyoto-u.ac.jp
受信メールサーバ(IMAP):sun.scl.kyoto-u.ac.jp
送信メールサーバ(SMTP):mail.scl.kyoto-u.ac.jp

ただし、設定変更をすれば新サーバをご利用いただくことが可能です!
新サーバは以下のような多くの利点があります。

  • 暗号化通信により学内、学外問わず利用可能です
  • メールを大量に保存しても遅延なく快適に使用できます
  • 洗練された使いやすいウェブメール環境Roundcubeが利用できます
新サーバをご利用になる場合には以下へのメール転送設定を実施してください。
登録ユーザ名@imaps.scl.kyoto-u.ac.jp

転送設定の方法はこちらをご参照ください。
もし設定方法がよく分からないようでしたら、スーパーコンピュータシステムの方で設定作業を代行致しますのでその旨ご連絡ください。
転送設定を実施した後は2016年4月1日以降に利用登録をされた方と同じ状態になりますので、お使いのメールソフトで新しい受信メールサーバ、送信メールサーバを設定してご利用ください。

ウェブメールの利用

メール送受信の方法の一つとして、スーパーコンピュータシステムではウェブメールを利用したサービスである Roundcubeを提供しています。こちらのリンクよりご利用ください。
なお、同じリンクがSCLトップページの画面左上にある「ウェブアプリケーション」にもございます。

Roundcubeでは、Internet Explorer などのブラウザを使って、自分のメールボックスにあるメールを確認したり、ブラウザ上からメールの送受信を行うことができます。 したがって、出張先からでも、普段とは別の端末であっても、インターネットとブラウザが利用できる環境があれば、メールの送受信がいつでもどこからでもどの端末でも可能になります。また、SSLを使った通信であるため、セキュリティ的にも安心です。

学外へのメール転送

スーパーコンピュータシステムのメールサーバから、京都大学外へのメール転送は セキュリティ上の理由により禁止されていましたが、2010年3月に KUINS管理のメールサーバを経由する処置により、 学外へのメール転送が可能となりました。

注意点

KUINS管理のメールサーバを経由するため、届いたメールがSPAMと 判定された場合、自動的にメールにSPAMヘッダが付加されます。 そのメールをKUINS外部へ転送しようとすると、再度KUINS管理のメールサーバを 通過する時点で、自動的にそのメールが破棄されます。

言い換えると、学外へのメール転送を設定しても、SPAMと判断された メールは転送途中で破棄されてしまいますので、ご注意ください。

経緯

2009年12月、京都大学としてのセキュリティポリシーに準じ、学外への メール転送禁止措置を行いましたが、その後、関係各位との調整および 各種設定変更等により、KUINS管理のメールサーバを経由したメール送受信が 可能となりました。その結果、学外へのメール転送禁止措置を解除することに なりました。

これにより、京都大学がSPAMメールの中継サイトとなることを防ぐとともに、 ユーザの皆様にとってもKUINSのメールフィルタリング機能によりSPAMメールを 転送先で受信してしまうことを防ぐことも可能となります。

皆様には、学外へのメール転送禁止措置および解除により混乱を与えてしまい、 大変申し訳ありません。 今後とも、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。



メール転送の設定方法

メール転送の設定方法ですが、直接設定ファイルを自分で作成する方法と、SquirrelMail を利用する方法があります。

新サーバをご利用になる場合にはここで説明する方法で以下に記載したアドレスへの転送を設定することになります。

登録ユーザ名@imaps.scl.kyoto-u.ac.jp

直接設定ファイルを自分で作成する方法

ファイルサーバ上で、ホームディレクトリに .forwad というファイルを作成します。
.forward に、転送先のメールアドレスを記載してください。

SquirrelMail を利用する方法

Step 1
Webブラウザにて、以下の URL にアクセスします。
https://www.scl.kyoto-u.ac.jp/squirrelmail/src/login.php

すると、以下のログイン画面が表示されますので、ログイン名(アカウント名)と パスワードを入力し、[ログイン]をクリックします。


Step 2
ログインが成功したら、以下のメニューが表示されます。 そこで、[オプション]をクリックします。



Step 3
オプションの一覧が表示されますので、Mail Forwarding をクリックしてください。



Step 4
Forward incoming messages to addresses listed below にチェックをつけ、Forwarding email addresses には転送先のメールアドレスを記載してください。ここでは、user@xxx.xxx.xxx に転送するように書かれています。

もし、自分のスパコンシステムのアカウントにもメールを残したい場合には、その下にある 「Keep copies of incoming messages in this account」にもチェックを入れてください。
ただし、チェックを入れた場合には、メールが日々蓄積されていきますので、不要なメールを定期的に削除していただくようお願いします。

新サーバに移行するために「登録ユーザ名@imaps.scl.kyoto-u.ac.jp」を設定される場合には「Keep copies of incoming messages in this account」にはチェックを入れないでください。この項目にチェックが入っていると旧サーバにメールのコピーを残したうえで新サーバにメールを配送しますので移行後も旧サーバにメールがたまり続けてしまいます。



Step 5
最後に Submit をクリックしてください。