機能概要
WebMO は、多くの計算化学パッケージを対象としたウェブインタフェースアプリケーションです。
システムでは、Gaussian, MOPAC7, Q-Chem, GAMESS に対するWebインタフェース
として利用可能です。(コマンドラインで利用できるMOPACのバージョンは2006ですが、こちらのバージョンは 7 となっていますのでご注意下さい。)
そのため、Webブラウザが利用できる環境であれば、Windows, Mac, Unix といったどのOSでも
WebMOを利用することが可能です。
また、WebMOにはフリー版の他、商用版も提供されていますが、システムで利用可能なWebMOは
フリー版のみとなります。したがって、バッチジョブの投入や、分子軌道、電子密度、静電ポテンシャルなどの計算結果の可視化はできません。
以下に主な機能を列挙します。
- 分子構造の作成
- XYZ, MOL, PDB フォーマットによる構造の読み込み
- G9x, Gamess, Molpro, MOPAC の入力ファイルの読み込み
- 拡張可能な部分構造ライブラリの利用
- 分子構造のクリーンアップ機能
- Gaussian, GAMESS, MOPAC7, Q-Chem に対するジョブ実行
(ただしすべてインタラクティブジョブになります)
- 3次元ビューア
- 様々なフォーマットでの分子構造の出力
- IRスペクトルの可視化
- 振動モードの可視化
- NMRスペクトルの可視化
- UV-Visスペクトルの可視化
- 原子電荷の可視化
- 構造最適化およびIRC経路のアニメーション表示
- ダイポールモーメントの可視化
- 計算結果ファイルの内容表示
- エネルギー、熱化学、回転定数などの表形式での表示
- WebMO経由で実行されたジョブの管理
利用方法
- 利用条件
- 計算サービスが利用できること。また、Webブラウザが利用できる環境。
- 利用申請の方法
- WebMOを利用するには、事前にWebMOの利用を希望する旨を、システムまで
ご連絡下さい。メールや計算サーバと同じアカウントおよびパスワードが利用できるよう
設定いたします。
また、WebMOのインタフェースにてパスワード変更を行うことで、WebMOだけでなく
メールや計算サーバのパスワードも同時に変更されることになります。
- アクセスURL
- Webブラウザで以下にアクセスしてください。
http://altix.scl.kyoto-u.ac.jp:8080/cgi-bin/login.cgi
マニュアル
関連サイト
WebMO (Official Web)
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